その弐、バンコク編です。この旅行に携えたのが婦人公論「2月臨時号」。夫婦にまつわるア・レ・コ・レである。実に現実的、多様な切り口、情けないやら腹の立つこと、うれし恥ずかしHの話・・・。こんなに結婚以降の人生を振り返る機会を与えてくれたものはない。

さて、元旦はメコンの川風に吹かれ、しっかり飯を喰らって11時のバスでウドンターニ空港を目指す。あの〜ホテルの玄関はショボかったけど、実際の宿泊場所は写真の「→」の場所ですから。

ホテルからバスターミナルまでは荷物もあるので上の写真のバイクタクシーで行く。指を五本、いや三本だと掛け合いを演じ、お互いアウン呼吸の40Bで手打ち。ターミナルでは、バス横にカタカナで行き先も記されているのにびっくり。一人35B。

ウドンターニまでは53キロ、コーンケーンまで170キロの道路標識を横目に、1時間半でウドンのバスターミナルに着く。空港までは例のタクシーで100B。5分ちょっとで着いた。搭乗はタイ航空11便、13時55分発バンコク行きだ。

新装のバンコク空港は中心部の東側。バスも一般タクシー乗り場も大混雑。満を持して別のタクシーに乗る。ホテルまで高速道路をビュンビュンぶっ飛ばし30分余とアクセスはいい。流しなら250B程度だが、空港指定タクシーのため手配サービス料が加算され、チップも加え100B余計に払った。

「もうなくなったよ」と近所のおっさんの弁。がっかり肩を落とした。このホテルに泊まる理由が消えたのだ。ここ「ニューワールド・ロッジ」はバックッパッカーの聖地カオサンに近い。目的はマッサージ。下町にある信頼のできる、落ち着いたマッサージ屋。それが跡形もなく消えている。ああ〜楽しみだったのにと、嫁もガクときていた。

晩飯は地元もいた食堂で写真のもの。味が濃くてビールもお代わりできた。でも油が口に残った。明日は旅行社で「水上マーケット」観光も申し込み、日本食を喰らいながら箱根駅伝の結果を観たい。

2日。そう言えば昨日、年賀状が配達されたはず。自分も親戚、職場、友人らにありきたり義理バージョン、ぐずぐず能書きバージョンの二種類を年末に投函しておいた。年に一回だけの文通だけど、音信確認と思えばついつい余計なことを書かずにいられないものだ。

この日は特段の行動も起こさなかった。カオサンンの日本人旅行社MPツアーを訪れ情報を仕入れながら、明日の「水上マーケット」の半日ツアーを申し込んだ。この帰り、遅い昼飯を「竹亭」で摂った。刺身定食、うどんがそのメニュー。晩飯は自炊して済ませた。


3日。早起き、早飯。ホテルの朝食時間の6時を待って、バイキングでいただく。ついでに昼食のサンドイッチもここで作成。さて、ツアー待ち合わせ場所に急ぐ。予定より30分近く遅れ、迎えのミニバスがやってきた。ビュウンビュウン飛ばして1時間半、フローティング・マーケット到着。ご覧のとおりの賑わいだ。帰りも順調、予定の午後1時に帰ることができた。

そうだ、来るとき機内で三本の映画をみた。懐かしいクリントン・イーストウッドの「ダーティー・ハリー」、二本目は邦画タイトルが出てこない、そして「フラガール」。「フラ」は結構、泣けた。単純で臭いストーリーがいい。第一、人生に難しいことは必要ではない。車だって走って、止まる能力で十分。朝起きて、陽が沈む頃、寝る。オトコとオンナが居て、恋して、子供をこさえて育てあげ、死んでいく。単純明快だ。難しくしているのは、他人を出し抜く魂胆に他ならない。潮時と足るを知らないといけない。

で、マッサージ。しかし、ホテル近くで見つけた下町風情のその店二軒、あいにく1時間待ちという。そんな待ってられない、っつうんで晩飯に動いた。あの「竹亭」である。バンコク最後の夜は馴染んだ和食と張り込んだ。天丼、とんかつ、漬物、にんにく揚げ、ビール2本で560B也、うまか〜。蛇足だがここでホテルのネット事情だ。ノーンカーイと違い、ダイアルアップで速度は24と遅い。無論、1通話10Bの課金。ローミング課金も分当たり8円と痛い。

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