静寂のスカンジナビア

8月6日。朝6時過ぎ、成田に向けてハンドルを執る。海水浴に出かけるのだろうか、道路が一部滞り、途中やきもきする場面もあった。仕方なく航空会社のチェックインカウンターに電話を入れ、ことの次第を伝え了解を取り付ける。ルフトハンザの搭乗券を手にしたのはフライト45分前。出国手続きも列をなし、さすがお盆時期の混雑だ。

機内では昼食を皮切りに、中食、そして夕食が提供された。昨今、賢くなったのか、加齢のためか、金銭に疎くなったのか、出された食事の半分程度残すことを覚えのだ。そのため、航空機内での消化器系統の不調は少なくなった。ま、放屁を我慢するため、ガス体内に逆流する傾向は変わらない。へ〜そうかい。

ノミの金玉のこと、針めどの直径のこと、加えて宇宙の大きさを考えながらフランクフルトに着いた。空港では判り難い案内表示を辿って、ルフトハンザ3076便に乗り換える。ケツの異様にでかい女性、立派な洋梨っ腹の旦那を観察して時間を流し、やっと着いた始めの目的地、それがコペンハーゲン。現地時間は6日、18時。日本では夜中1時である。

空港から列車で三つ目の中央駅。その西側、ホテル街にある「セランディア」というホテルを容易に見つけることができた。ネット予約1割OFF、一泊585DKK約11,000円、部屋にはシャワーやトイレは付いてない。細いシングルベッドが二つ、洗面台があり、机があり、洋服箪笥も完備のまあまあの宿である。

疲れたと、嫁さんはシャワーに一目散。小生は、身の回りを自分なりに整え、ビールを買出し、その後にようやく汗を流した。小生は、部屋で素っ裸になってバスタオルでどうでもいい部分を隠し、廊下の端にあるシャワールームへ小走り。湯量も豊富だ。爽やかな気分が復活した。

時差と疲労には、ビールが一番。500の缶ビール、それも地元カールスバーグを煽り、旅行の初日が目出度く暮れる。よか心持ちです。♪ヒロシです。パソコンの右下の時計表示が04:30とあります。こっちは21:30とです。判るかな〜。眠くなってきた。

口上:出発前の意気込みと掛け声

二番目の目的地、ヘルシンキには困った。ホテルである。旅程は航空座席を確実そして出来るだけ安価に抑えるため、ほぼ一年前から考える。国際陸上大会が第二訪問地であるヘルシンキで開催されることを知ったのは、出発2ヶ月前である。

市内のホテルがこれに関連し満杯。仮にあっても、200ユーロがふっ飛ぶことを覚悟しなければならない。畜生と、唇を噛んで選択したのが、レンタカーである。これなら万一の場合、野宿も可、と強がり。でも、内心は穏やかではない。フィンランド語の道路標識、慣れない左ハンドルと右側通行と、不安が広がる。

2年前のドイツでは一方通行を入り、あわやの事態もあった。反面、運転二日目からはルンルン気分であった。自分でハンドルを切り、自分で入れたギアでレンタカーを操れるのである。その報酬として心に描いていた田舎の風景、小さな街で綿々繰り広げられる庶民の営みにも出会えた。これは神様、仏様、神社、キリスト様、アラーの神が授けてくださったチャンスとご褒美である。

よし、フィンランドの湖水、カレリア地方をドライブするぞ。でも、事故を起こしたら、どうすんべぇ・・・。正直、そんな思いを引きずりながら、大空に発つのである。なお、旅行期間は8月6日〜14日で、大まかな旅程は、コペンハーゲンに3泊しその後、ヘルシンキ空港からレンタカーで4泊である。