年の瀬どこ吹く風


12月27日午後6時、ユナイテッド航空801便、二階席18Dに風体のよろしくない男が搭乗していた。
彼の名前はミスターシゲ。世間では風来坊として、恐れ罵られている。
シゲはまたしても異国の人を気取って、香港に向ったのであっった。
そして聞こえる彼のお袋さんの声が。「あの馬鹿せがれ、この年の瀬に出かけるのがあるか」。

シゲに目的など有ろうはずがない。
あえて言えば、時間の流れるサラサラとした音をいつもの場所で聞きたくないからである。
自分の意志と体力で動ける人生は残り少ない。「1999年」。それは世紀末か、それとも・・・。

1998年12月28日(月)、晴れ気温22度。モンコック。

この街は、若者が多い。さながら秋葉原、御茶ノ水、神田ってところ。
スニカーや運動用品、家電やパソコンショップが軒を連ねている。
目指したのは「電脳中心」(パソコンショップ)。

大きな声では言えないが、ある・ある、ある。違法ソフト。
100種類ものアプリケーションソフトが一枚のCD-ROMに収まっている。
日本で正規に買えば20万円からの代物が、二枚で800円余。驚き、恐ろしい。

ここにも安室にグローブ、それにMAX

良くも悪くもアジアの優等生、ジャパン。
漫画、音楽、TVドラマ、最近は映画まで、メイドイン日本がアジアで幅を利かせている。
ここにも有った。街に安室、GLOBE、MAXの大大のポスター。
過去に侵略。いまは文化という真綿で、洗脳している。

重慶(チョンキン)マンションのこと

宿の手配はなしで来た。夜中12時に空港から、チムチャツイに着いた。
チョンキンマンションの15階、パークゲストハウスを始めて訪ねた。
「ニーズ、シングルルーム」、「ウイズ・シャワー?」、「ノー」。
案内されたのは約二畳半の小部屋だ。ベットにテレビ、エアコンが見える。
「ハウマッチ、パーナイト?」、「ワンハンドレッド」、「OKey」。
共同だが、お湯のシャワーに水洗便所だ。
安いし(100HK$=1500〜1600円)、家庭的だし、大いに気に入った。
肝心の電話は部屋には無かったが、廊下のモジュラーを拝借することを許された。
パルスだが、336に近い速度が出ている。ホットライン確保で、ほっとした。

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