猫に小判フィレンツェ

ルネッサンスに魅せられて

4月29日|4月30日|5月1日5月2日5月3日5月4日

駅前のホテルは思ったより静かな夜を提供してれた。
朝飯前に早速、フィレンツ行きの切符を買いに出た。
ローマ〜フィレンツェ間の列車は、二人で44ユーロ也。

ホテルに戻り、朝飯だ。メニューは昨日、機内で出されたサンドイッチ。
これにお湯を沸かし、即席味噌汁を作る。
お昼までに目的地に着きたかったが、出発が10時47分のIC列車となり、
フィレンツェ中央駅13時20分着と出遅れた。

駅前の観光案内に飛びこみ、予約してあるホテルの場所を教えてもらう。
混雑する狭い歩道を、ゴロゴロ小型スーツケースを引きずる。
今回の旅行の大部分は、自炊道具に食料である。
時差や旅行疲れの克服には、胃袋対策が効果的だ。

ホテルにはテレビが無かった。電話機は昨日と違って付いている。
「メディッチ」。シャワーとトイレの設備は部屋にはなく、共同である。
物価が高いのか、ネット予約で足元を見られたのか、95ユーロ也。
6階の屋上テラスからの眺めがいい、と謳い文句のこの宿。
その触れ込みに踊らされ、二泊の予約を入れていた。

15時10分。昼食休みの後、ルネッサンス詣でに繰り出した。
ミケランジェロ彫刻の「アカデミア美術館」の6.5ユーロには、
え〜これで終わりかよ、銭返せ、と言いたくなった。

近くの「サン・マルコ美術館」は午後1時半でクローズ。
気を取り直し、フレンツェ最盛期を創り上げたダビンチ、ミケランジェロ、
ラファエロの作品を揃えた「ウッフィツッ美術館」に急ぐ。
予約者、団体、そして通常と三つある入り口。
予約は水曜日から、通常には長い行列が出来ていた。

がっかりの連続である。加えて、事前に本を読まなかったバツが待っていた。
5月1日はメーデー。これら美術館も国民の休日で休館という。
すっかり肩を落とし、600余年前に架けられた「ベッキオ橋」に進んだ。
しかし、嫁は大したもんである。
待望のアイスクリームを口にした途端に、元気を回復したのだから。

さて、今夜は外食で気晴らしとしよう。
ガイドブックで見つけた店だ。「家庭的」と評判という。
ホテルから歩いて5分弱のこの店に着いたのは20時30分。
安いて美味い、それに日本語メニューも有ると聞き、心強い限りだ。

15分程で、地下の席に案内され、思案の結果、頼んだのがこれ。
写真右の丼物と見えるのは、@野菜のリゾット。
左写真の右下は、Aローストチキンのジャガイモ添え。
同左下は、B生ハムとサラミの盛り合わせ。
そして同真中は、Cペンネのトリフソースかけ。
飲み物はワインを1/4、水のハーフである。
Bだけは欠かせないものと、追加注文した。

トラットリア「マリオネ」。料理はすべてこの地方のものだという。
塩加減に焼き加減、すべて日本人の口にバッチシ。
で、気になるお値段は、〆て32ユーロ。有り難い限りではないか。
22時を告げる鐘が、昼間と違い、満足な夜を演出してくれた。