自分の時計で動きたい。リヤイアの第一目標は、他人が決めたスケジュールに縛られたくない、ということ。一方で「時間をどう遣っていいのか分からない、退屈だ」とこぼし、従前の管理や拘束に未練と郷愁を抱く“濡れ落葉”も少なくない。

与えられた現状、生かされている今を愉しむため、初めての中欧に足を運ぶ。今回は珍しく個人旅行でなく、添乗員同行、阪急旅行社の主催ツアー。上げ膳据え膳でラクチン、豪華版である。ちなみに道連れは同籍30年の「ツレ」だ。

旅程は次のとおり。成田からルフトハンザ航空でフランクフルトを経由しプラハへ。ドレスデン、プラハ、チェスキー・クルムロフ、ウィーン、プラチスラバ、ブダペストと陸路で移動。空路でフランクフルト経由で成田に戻るルート、8日間の行程だ。

例によって「リブレット」を持参し、可能な限り、「中欧の春は遠かった」で現地からノーガキをたれる算段である。腐るほどの怠惰な時間を送っている御仁は是非、濡れ落葉口撃から避難する意味でご覧いただきたい。<出立の口上>

2月5日。ルフトハンザ航空711便は成田を10時25分に発ち、フランクフルト空港に14時10分(日本時間22時10分)着。ここから目的地プラハまではあと1時間のフライトだ。機内食も三食目ともなれば喉の通りが悪い。この時だけは貧乏人根性から卒業する。初日の宿、プラハ市内のホテルに辿り着いたのは同日19時過ぎ(日本時間6日03時)。成田から17時間の長旅で疲れて眠いはずだが、興奮と時差で枕がなかなか身に付かない。バタンキュー状態のツレの神経が憎らしい、羨ましい。

今日は丸一日、空路の移動日。右に左に寝返りを繰り返し、うとうとが始まった。明日も朝から忙しい。午前はドイツのドレスデン、午後はチェコに戻ってプラハ市内の観光。てんこ盛りのツアーが組まれている。